後藤瑞義の短歌(116) ?単身赴任(4) 母体 ( 短歌 )

後藤瑞義の短歌(116)

歌集「わが家の天使」(後藤瑞義第三歌集:平成21年3月)より

Ⅰ単身赴任(4)

母体

母か子か何(いず)れを取るか問われたり母体と言いて医師の目を見る

危篤なる母体を救う薬にてわが子の脳は侵されたるか

脳断層写真撮りたる子をいだき小暗く長き廊下を歩く

脳障害あればあれよと結果待ついだく子見ればほほえんでおり

子が受けし手帳はAと記入ありAは重度の知的障害

(つづく)